刺しゅうを趣味として、細かいものを縫っているカミさんが、
「刺繍用に、枠を作って欲しいんだけど…」と言った。
オレは、「ああ、いいよ。」と答えた。
「どんなの?」と、聞くと
四角い形だけど、上と下の棒は、丸棒で、左右の棒は、普通の四角い板
その丸棒は、クルクル回るようにして、固定もできるけど、取り外しもできて
しかも、固定するときには、キッチリ留まって欲しいんだけど・・・
ン~ム?? よくわからん
「じゃぁ、設計図かいてよ。」と言ったのに,書かずに刺しゅうをしている。
「おい、設計図はできたのか?」と聞くと、
「頭の中では、イメージができている」と、
「お前の頭の中は、オレにはわからない。」と言うと
こんな感じのもの といって、PC に取り込んであった刺しゅう枠の画像をオレに見せた。
とりあえずは、四角い枠だけでもいいと言うので、材料を買った。
ヒバ集成材丸棒 直径24mm 長さ910mm 1本
ヒノキ板 長600 厚15 幅30 1枚
これを、2等分に、切った。
丸棒を、クルクル回すのに、蝶ネジで良いかと思ったが、蝶ネジでは、手が痛くなるからと、
ノブボルトにした。
直径5mm ネジ部25mm 4個
ワッシャーと、スプリング座金も、4個づつ
つめ付きナット 直径5mm 1パック
合計 約1200円程度
では、組み立て~~~~~~
丸棒の中心を決めて、ノブボルトの長さ引く板の厚さ10mm、直径5mm強の穴あけ
慎重に、曲がらないように
この穴に重ねて、つめ付ナットを、中心がずれないように、ハンマーで、打ち込む。
えっ? 中心ずれてるって?
まぁ、気にすんなって
では次、板に、この丸棒を取り付けるための、
ノブボルトを貫通させるために、穴あけ
電動ドリルで、直径5mmの穴を開けたが、
ノブボルトの抜き差しが、きついと言うので
穴の周囲を、軽くやすりをかけて、広げた。
板と、丸棒を組み合わせてみたら、
「あら、いいのができたわ~。ありがとぅ」と言うので
足も作ろうか? と尋ねると
使わないときには、バラして、コンパクトにしまえるものが良いと言う。
ガーデン用パーテーションの足だけを解体したものが、家にあったので、利用することにした。
新たに買い足したのは,
焼き杉板 長910mm 厚15mm 幅45mm
ノブボルト 直径6mm 長30mm 2個
(ノブボルトは、直径5mmと6mmでは、倍近く値段が違う、5mmにしておけばよかった)
ワッシャー 4個 フクロナット4個
つめ付ナット 直径6mm 1パック
合計 約1100円程度
もうすでに、2つずつ穴の開いている足の部に、その穴を利用して、長さを半分に切った焼き杉板を取り付ける。内側には、かみさんの太いアンヨが触っても、傷がつかないように、フクロナットを使用。
焼き杉板の上部に、ノブボルトを貫通させる穴をあける。
刺しゅう枠の横の板をいったんはずして、
この焼き杉板を通ってきたノブボルトを受けるための
つめ付ナットを取り付ける。
さあ、刺しゅう枠(スクロール フレームと言うのだそうだ)を組み、足とセットしてみた。
少し、足が,グラグラして、安定感が悪い。
「足の下のほうに、横棒を1本入れるだけでも、、少し安定するよ。」と言うと、
「簡単に取り外しできるものにならないかなぁ」と言われた。
それで考えたのが、
縦も、横も支えられるし、取り外しも簡単なこの形
2バイ4端材 900mm 100円
取り付けると、こうなる
そして、ようやく完成
材料費 約2500円以内で、出来上がった。